おうちへかえろう 第3話








あたいは今、フェルッカに来ています。
もう絶好調で幽霊です。
こっちに来てから死ぬのが平気になりました( ´_ゝ`)

トラメルの頃は大変だったなぁ。
とにかくアホみたいに手荷物が多かった・・・
死ぬと当然のように多額の保険金が消え、
その後、失った消耗品をまたひとつひとつ調達する。
本当に死ぬと面倒だった。

それにくらべて、こっちは気楽なものです。
死んでも灰色のローブが増えるだけだから。





部下の選び方もだんだん分かってきた。
クマとかブルとか。ようするに、
現実的に考えて明らかに強い動物を選ぶ。

考えてみれば当然だ。
クマのほうが強いに決まってる。ヤギなんてクソだぜ!







前回は歯が立たなかったこのハゲ。
クマチームだと余裕で勝てました。
これで安定した収入が得られる(*´Д`)=3











そしてこっちも。
前回辿り着けなかったトリンシックに、ようやく到着。
もちろん他のプレイヤーなんか誰もいない。
まるで貸し切り状態でした( ´_ゝ`)





動物の死骸を解体するためのスキニングナイフと、



今後使う可能性があるので、空のスペルブックを購入。

そして、ヒールとグレーターヒールのスクロールが売っていたので、
1つずつ買って新品のスペルブックに放り込む。
あとは秘薬さえあれば、
いつでも回復魔法が使える(・∀・)



その秘薬もすでに集めてあるのだ。
ちなみにこれは買ったものではありません。



野外に落ちているのを集めました。

っていうか、
マンドレイクやガーリックが自生しているのは分かるんだが、
なぜブラックパールが落ちているんだろう。不思議だ。

















ムーンゲートを発見。








あ・・・
これでトラメルに移動しちゃえば、
あとは安全な世界で快適に・・・

うわ。

超ブーイングの予感(゜Д゜)




・・・見なかったことにしよう(´-`)














なにやらあやしい穴を発見。
普通のダンジョンじゃない。
こういうのは詳しくないんだけど、
もしかしてこれ、新大陸へと通じる洞窟では・・・?





























そりゃ真っ暗だよね、うん( ´_ゝ`)




普通なら引き返すところだろう。
だが今日のあたいは運が良い。












たいまつ━(゚∀゚)━!!


偶然にも、さっき倒したトカゲ君が持っていたのだ。
いつもなら見向きもしないアイテムだが、拾っておいて良かった。
今度の旅では何が役に立つか分からんね!(゜Д゜)

数歩先までしか照らせないけど、それでもかなりありがたい。
これならなんとか出口まで辿り着けそうだ。









































PK来ちゃった(;゚д゚)



















初めて出会った他のプレイヤー。
少し話をしたかったのだが、
そんな隙は与えてくれない。まさに問答無用。

しかし・・・
これだけの乱打を食らっても倒れないあたい。
抵抗値すべて0なのに( ´_ゝ`)



逆にPKのほうが必死。
ヒリュウまで降りて「ALL KILL」とか言っちゃってる。
ていうか少し落ち着け!(゜Д゜)



しかしここで信じられないことが起きた。
画面を拡大してみよう。






あたいの攻撃が当たってる。

3ダメージ。
店売りのスキニングナイフがPKの脳天を直撃ですよ。

うわ。なにこのヘッポコPK。
これだけ本気で襲い掛かってきたのに、
あたいに反撃されてやんの・・・

3ですよ。3。

良かったね。HPが4以上あってヽ( ・∀・)ノ



苦労の末、最強の鍛冶屋を倒したPK。
なぜかテレポートしてから大慌てで去って行きました。








何も奪われていなかったので、
何事も無かったかのように旅を続ける一行。


















マジで新大陸に来ちゃった。

トリンシック → 新大陸

我ながらまったく予測できない行動パターンだ( ´_ゝ`)








とくに買うものもないので、
新大陸での最初の町、デルシアは通過。













夜になりました。










たいまつ━(゚∀゚)━!!



本当に大活躍だな、たいまつ( ´_ゝ`)







襲い掛かるモンスターを蹴散らすクマチーム。
スライムも、大ネズミも、まさに瞬殺である。
もちろんクマ達もそれなりに強いのだろうが、
彼らを指揮するあたいの能力。これが一番大きい。



なにやら武勇の徳が。
ここって何かのボスエリアなのか?

まぁそんなもの関係ない。
今なら誰にも負ける気がしない。
見かけたモンスターはすべて退治してやる。






































みんなのことは忘れない!!












普通に観光を楽しむ鍛冶屋。











うわ。なつかしいー!
ついにハルドゥーンまで来ちゃったよ・・・

当時は上級者向けダンジョンとか言われて賑やかだったのに、
もう誰も来ないんだろうなぁ・・・
今はフェルッカの新大陸全域でルーン焼けないし、
自力で走って来る人なんているのかしら・・・(ここにいる)





ようやく夜が明けた。

実は新大陸に来てからずっと、
ある生物を探していたんだが1匹も見当たらない。

オスタードがいないのだ。

凶暴オスタードもいないし、乗りラマもいない。
トラメルとフェルッカでは生態系も違うのか。
せっかく新大陸に来たんだし、凶暴オスタードが欲しかったのになぁ。
乗れるし強いし、かなり役に立つのに(´・ω・`)













最低だ・・・この鍛冶屋・・・














新大陸のもうひとつの町、パプアに到着。

って。

なんかいるんですけど!(;゚д゚)





しかも1匹や2匹じゃない!







うわ。集まってきた!



ちょ。やめろ!来るな!



うわあああああああああ!!











ハレンチマクロ暴発。

こんなところで何をやってるんだ(;´Д`)








ちくしょう。
トラメルなら負けないのに!ヽ(`Д´)ノ










おい!こら!
なんでヒーラー小屋の中にまでいるんだおまえら!(;゚д゚)











出れねーYO!ヽ(`Д´)ノ





























































この門番うぜえええええええええ(゜Д゜)






















・・・あきらめました_| ̄|○
















うわああああああん!








うわああああああん!








うわああああああん!













































迷った。











まぁいいや。
どうせ幽霊なんだし、
どこでログアウトしても同じだ( ´_ゝ`)y−~~~



現在の所持品。
死んでいるため暫定。

 ・死者のローブ × 20着くらい
 ・スペルブック (ヒール・グレーターヒール)

 他すべて消失


精神的には少し強くなってるような気がする。